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色のセンスで人を動かせる!

こんにちは。ユキコです!

今日はWebデザイナーを目指す際に、誰しも悩むかなと思われる「センス」というものは、

実際のところ、要るのか?要らないのか?について、私の過去の経験なんかも交えてお伝えしていきたいと思います。

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白黒印刷では不要なもの。

センス:英語で書くと sense 「感覚」という意味もありますね。

私は以前の職場で、印刷オペレーターを半年やっていた頃、

同僚がこんな質問をしていました:「プリントにセンスは関係あるか?」

その時社長はなんと答えたか、正直言ってはっきり覚えていないのですが

私の答えは「プリント(印刷)にセンスは関係ないが、色にはセンスが関係する」

です。

私は5ヶ月間ぐらい、白黒印刷だけしかさせてもらえませんでしたが、本当にセンスは不要でした。

事務職みたいな技術職みたいな感じで、機械の使い方さえ覚えればできる仕事でした。

5ヶ月間ぐらいは、カラー印刷している先輩を横目で見ていました。

お客さんからの依頼通りの色に印刷するのに、先輩方は大変な苦労をされていました。

その理由は色々ありました。色を混ぜて作るからある程度経験と想像力が必要でした。

印刷の仕事は忙しい上に、人出が足りておらず、工場長も無料残業させられている職場だったので、正社員の人はたいてい疲れていました。

ちなみに印刷会社はブラックが多いので、本当にやりたい仕事でない限り、就職しないことをお勧めします!

Webデザイナーの仕事も会社によっては、ブラックなところも多いので、とにかくブラックだと思ったら早めに逃げましょう!!

色の知識と表現方法

さて私は、入社5ヶ月目にして、ようやくカラー印刷をやることになりました。

色の知識がなかったから混ぜるのにも最初は苦労しました。

先輩方はカラー見本を見ながら、番号でペンキ缶を選んできて、それを混ぜたりして色を作るんだよと教えてくれました。

カラー印刷は、とにかくセンスが必要でした。

ただ、もしも読んでくださっているあなたが自分のセンスに自信がなくても勉強すれば大丈夫です。

Chapter:4 配色の基本 〜色には人を動かす力がある〜

1. 色の表現方法

色を印刷物やPCのディスプレイなどで表現する方法は、大きく分けて「色の三原色」「光の三原色」を利用したものがあります。

2.色の三原色

色の三原色:CMY は、印刷インクで色を再現する際に利用される表現方法で

C (シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の3つを均等にかけ合わせることで色を再現します。

また、この3色を均等にかけ合わせると、無彩色になり、3色を100%ずつかけ合わせると黒に近づきます。(下図参照)

ただし、印刷物に黒を印刷する際は、黒インク(K)を用います。なぜなら実際にはこの3色では真っ黒にはならないからです。

その他、グラフィックデザインでは、CMYKの4色で色を表現しています。

3.光の三原色

光の三原色:RGB は、テレビやPCのディスプレイなどに表示する色を再現する際に使います。

R:レッド,  G: グリーン, B:ブルーの3つの色を掛け合わせて色を再現します。

興味深いのは、この3色を掛け合わせると無彩色になり、3色を100%ずつ掛け合わせると白色になるということです。

CMYとRBG、一見似ている様に思いますが、混色すると白と黒の全く別ものになるのですね。

4.無彩色と有彩色

色は、大きく分けると「無彩色」と「有彩色」の2種類に分類できます。

無彩色とは、白や黒、グレーの様に色味を持たない色の総称です。また、有彩色とは、赤、黄、青、紫の様に色味のある色の総称です。

5.「色の三属性」を知って使いこなそう

すべての色は3つの属性を持っています。これを「色の三属性」と言います。

それは、色相(H)、彩度(S)、明度(B) の3つのことを言います。

これら3つの属性の基本を理解しておけば、専門的な知識がなくても、効果的な配色をすぐに実現できる様になります。

概要をしっかりと抑えておきましょう。

このことを理解することが、色を使いこなす近道となるのです。

色相

赤や青といった「色みの性質」の違いを色相といいます。無数にある色の中から、代表的な色をピックアップして円上に並べたものを「色相環」といいます。

色相環において、隣り合う色のことを「類似色」といい、反対外にある色のことを「補色」といいます。 また補色の両サイドの色のことを「反対色」といいます。

*色相環は1種類ではありません。色の分け方の違いによって、様々な種類があるのです。

彩度

彩度とは「色の鮮やかさ」です。もっとも彩度が高い色を「純色」と呼びます。純色は、混じり気のない色です。反面、もっとも彩度が低いのは「無彩色(グレー)です。

明度

明度とは「色の明るさの度合い」です。

明度が高くなると「白」に近づき、明度が低くなると「黒」に近づきます。

ブラック企業とカラー印刷

ところで私のブラック体験について、若かったとは言え、あっさりと就職を決めてしまって後悔しています。

無料残業を毎日3時間耐えてまで、印刷したかったのかと言えばノーですが、

そんな私にカラー印刷はできたのか?

出来ました!1ヶ月だけ・・・・

印刷の仕事は、機械を大切に扱える人、動かす体力と用紙を運ぶ体力も大切な要素です。

やってみたい!という軽い気持ちだけでは仕事に就くのは危険ですので、注意してください♭

まとめ

色の表現方法には、色の三原色と光の三原色に分かれている。

2つに分類すると、無彩色と有彩色に分かれる。

すべての色は3つの属性、つまり色相・彩度・明度を持ち、これらをコントロールすることが大切である。

センスは後からついてくる。特徴を理解すれば使いこなせる!

配色を決める際にはある程度の基礎知識とセンスが必要になるが、勉強してからやる事で苦労せずにすむ。

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この記事を書いた人

フリーランスのWebDeveloper | フロントエンドエンジニア、元グラフィックデザイナーです。

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